『冬冬の夏休み』デジタル・リマスターバージョン

『恋恋風塵』デジタル・リマスターバージョン

【INTRODUCTION/イントロダクション】巨匠侯孝賢(ホウ・シャオシェン)の中期を代表する2大傑作が再登場。瑞々しく鮮やかな自然と人の心に触れ、映画に抱かれる至高の体験。
≪冬冬の夏休み≫1984年製作の侯孝賢監督の長編映画第5作。『風櫃の少年』(1983年)『童年往事』(1985年)『恋恋風塵』(1987年)と共に「青春4部作」の中核をなす作品である。
ナント三大陸映画祭で最優秀作品賞を受賞後、アジア太平洋映画祭では最優秀監督賞を受賞し、侯孝賢がアジアばかりか、世界の次世代を担う監督として評価された記念すべき作品でもある。
脚本は『風櫃の少年』以降、侯孝賢作品の脚本を書き続ける女流小説家 朱天文(チュー・ティエンウェン)、制作には、助監督時代に侯孝賢と知り合い、そのほとんどの作品のプロデュースを行ってきた張華坤(チャン・ホアクン)、そして、音楽(選曲)を担当し、映画にも冬冬の父親役として出演している楊徳昌(エドワード・ヤン)は侯孝賢と共に台湾ニューウェイブを代表する監督でもある。
今回、台湾の倉庫に眠るネガを移送し、日本の修復技術をもってデジタルリマスター化が実現された。世界に先駆けて日本で上映されるこの機会を見逃さず、この愛すべき作品を体験してほしい。≪恋恋風塵≫1987年製作の侯孝賢監督の長編映画第7作。アワンとアフンという二人の幼なじみの恋ともいえないような淡い想いの重なりと、その終わりを描く青春映画の傑作で、「青春4部作」の掉尾を飾るのにふさわしい名作と言えよう。
ナント三大陸映画祭で最優秀撮影賞を受賞。1989年に日本で公開されると、同年のキネマ旬報外国語映画部門の第8位に選出された。
脚本は、以降、侯孝賢の重要な作品である『非情城市』(1990年)『戯夢人生』(1993年)でもコンビを組む朱天文(チュ・ティエンウェン)と呉念眞(ウー・ニエンツェン)『恋恋風塵』は呉念眞の青春時代の思い出を元に描かれた脚本である。撮影は侯孝賢の最新作『黒衣の刺客』(2015年/カンヌ国際映画祭監督賞受賞)も担当した名手李屏賓(リー・ピンビン)。
2014年に『三大映画祭週間2014』でブルーレイディスクで上映されたが、今回はさらに高画質のDCPでの初上映となる。
【STORY/ストーリー】
≪冬冬の夏休み≫1984年夏、母親が病院に入院し、父親がその看病に付かなくてはいけなくなった冬冬(トントン)は妹の婷婷(ティンティン)を連れて、夏休みの期間中、祖父母の家に預けられることになった。
目的地の銅鑼駅に降りたった二人を待っていたのは、村の少年たち。阿少國を初めとする少年たちは冬冬のリモコンカーがうらやましく、冬冬と婷婷には少年たちの捕まえた亀が珍しい。早速、仲良くなった友達がこれからの楽しい夏を予感させる。
そして、一見厳しいが孫思いの祖父との交流、仲間たちとの川遊び、村で起きた強盗事件、少し頭が弱いが婷婷を救ってくれた寒子(ハンズ)との出会い…田舎でのひと夏の経験はy冬冬と婷婷の心に忘れられない宝物を残してゆく― ≪恋恋風塵≫1960年代末。山村で幼い頃から常に一緒に育てられた幼馴染の少年アワンと少女アフン。アワンは成績優秀だったが家が貧しく、家計を助けるために、台北に出て働きながら夜間学校に通っている。アフンも一年遅れて台北に来て働き始めた。大都会台北で二人の絆はさらに強くなり、何時しかお互いに愛情を抱くようになる。しかし、アワンは兵役につかねばならなくなり、金門島に配属される。二人は互いに手紙を送りあうことで互いの近況を確認し合うが、いつしか、アフンからの手紙は届かなくなり…
【FILMOGRAPHY/侯孝賢監督フィルモグラフィー】
PROFILE:中国広東省に生まれ、幼い頃に台湾に移住した。1972年に台湾国立芸術専科学院を卒業し、脚本家、助監督として映画業界での経験を積む。1980年代に起こった台湾ニューシネマの代表的監督の一人として、エドワード・ヤン(楊徳昌)、ワン・トン(王童)、ワン・レン(萬仁)等と並び称される。彼の作品は1950年代から始まる戒厳令下での台湾の経済的発展と人々の葛藤・心情を深く掘り下げる。1980年に『ステキな彼女』で監督デビューを果たすと、台湾の抒情的文化・風景の背景に人間を描き出す『風櫃の少年』(1983年)『冬冬の夏休み』(1984年)『童年往時―時の流れ』(1985年)『恋恋風塵』(1987年)の<青春四部作>と呼ばれる秀作を送りだし、『悲情城市』(1989年)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、その名を広く知らしめた。その後も『戯夢人生』(1993年・カンヌ国際映画祭審査員賞受賞)『好男好女』(1995年・金馬奨監督賞他3冠受賞)などアジアを代表する監督として活躍する。2005年には、その功績を称え第18回東京国際映画祭にて黒沢明賞を受賞している。『戯夢人生』以降、長らくカンヌコンペティション部門の常連監督であり、2015年の最新作『黒衣の刺客』で監督賞を受賞している。
FILMOGRAPHY:
1980年 ステキな彼女 (監督/89分)
1982年 川の流れに草は青々 (監督・脚本/91分)
1983年 風櫃の少年 (監督/101分)
1984年 冬冬の夏休み (監督・共同脚本/98分)
1985年 童年往時―時の流れ (監督・共同脚本/138分)
1986年 恋恋風塵 (監督/110分)
    ナイルの娘 (監督/84分)
1989年 悲情城市 (監督/159分)
1993年 戯夢人生 (監督/143分)
1995年 好男好女 (監督/108分)
1996年 憂鬱な楽園 (監督/112分)
1998年 フラワーズ・オブ・シャンハイ (監督/121分)
2001年 ミレニアム・マンボ (監督/105分)
2003年 珈琲時光 (監督/108分)
2005年 百年恋歌 (監督/131分)
2007年 ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン (監督・共同脚本/113分)
2015年 黒衣の刺客(監督/108分)

【GALLERY/ギャラリー】

【THEATER/劇場情報】
特別鑑賞券好評発売中:1回券1300円/2回券2200円(当日 一般1500円,学生1200円の処)劇場窓口でお買い求めの方に限り『冬冬の夏休み』『恋恋風塵』ポストカードプレゼント(1回券はどちらか1枚、2回券は各1枚をプレゼント)数に限りがありますので、品切れの際にはご了承ください。
都道府県 劇場 公開日 前売券発売
北海道 シアターキノ 8/6  
青森 フォーラム八戸 9/24  
宮城 フォーラム仙台 8/13  
東京 ユーロスペース 5/21
東京 K's Cinema 6/11
東京 キネカ大森 8/6  
東京 早稲田松竹 8/27  
神奈川 シネマ・ジャック&ベティ 7/2
千葉 千葉劇場 5/21
群馬 シネマテークたかさき 8/20  
栃木 宇都宮ヒカリ座 10/15  
長野 長野ロキシー 6/25  
長野 東座 8/27  
新潟 シネウインド 10/1  
静岡 シネギャラリー 8/13
『冬冬の夏休み』のみ
 
静岡 シネマイーラ 9/3  
愛知 名演小劇場 5/28
石川 シネモンド 10/1  
富山 フォルツァ総輪曲 8/11
『冬冬の夏休み』のみ
 
大阪 テアトル梅田 6/4
京都 京都シネマ 6/18
兵庫 元町映画館 7/9  
兵庫 シネ・ピピア 8/13  
広島 シネマ尾道 9/10  
広島 横川シネマ 近日  
愛媛 シネマルナティック 近日  
福岡 KBCシネマ 近日  
大分 シネマ5 7/30
熊本 Denkikan 8/27  
佐賀 シアターシエマ 7/97/15  
宮崎 宮崎映画祭 9/17